事務処理と半角カナ

コンピュータで使える唯一の日本の文字が EBCDIC のカナと JIS 8 bit のカナという 時代が長く続きましたから、社内には多量の半角カナのデータがあって、今でもで使わ れ続けていますし、銀行とのデータ交換に使われるファイルも EBCDIC や SJIS の半角 カナです。最近は銀行でもブラウザベースのサービスが増えていますが、銀行が販売す る Windows 用のファームバンキング・ソフトウェアと同様、業務の自動化、無人化が できず、多大なムダを生じますので、自社で書いた全銀協手順のプログラムと FreeBSD の ppp を組み合わせたファイル交換を続けています。音声 MODEM を使った ppp 接続 ですからインタネットを使わない点で時代遅れですが、1時期前の同期モデムを使った BSC 時代に比べれば速度が速くなった点ではマシでしょうか。

一方、多くの Unix コマンドの日本語化では半角カナを使わないことにして、全角漢字 だけを使うように割り切ったものが多く、半角カナを必要とする事務処理で困るため、 昔から社内で必要になる都度、半角カナに対応するための修正をしてきました。

ここでは、FreeBSD の EUC コードという条件で、長年社内で使われてきたカナ漢字対応 版のうち、よく必要になるコマンドをまとめておきますので、同じ問題で悩んでいる方 があれば、ご利用ください。

平林 浩一, 2009-05-06)